西島悠也の福岡で話題のお土産

西島悠也|【にわか煎餅】

 

西島悠也

 

 

福岡のお土産で人気が高いのが【にわか煎餅】だ。
見たことや食べたことがある人も多いのではないだろうか?

 

博多仁和加の起源は、約300年前の寛永年間の藩侯黒田忠之公の頃といわれている。
博多の物好き連中がお盆の夜に集まり、提灯の両縁を取ったものを頭から被り、目の部分だけ開けて往来をそぞろ歩いたことが始まり。
人に出逢えば口から出まかせの軽口で人々を笑わせる。それが「仁和加」というようになったのだ。

 

藩主からも認められていた博多仁和加は、演劇として巧みに演じられ大ヒット。
今では博多弁丸出しの郷土演芸として「仁和加」は子供から大人まで広く親しまれている。

 

そんなにわかを明治39年に、せんべいにしたのが【にわか煎餅】なのだ。
面白い目の形、そしてお土産でもらうと、つい自分の顔にあてがってしまうなど笑いの耐えない銘菓だ。

 

会社のお土産でも、話のネタになること間違い無し!
お土産に迷ったら【にわか煎餅】をおすすめする。